疲れている四十代

世の中は、すごく働く人と・・・
あまり働かない人と・・・
その差が在り過ぎると思います。

このお正月、
遠く離れて暮らして居る息子や娘たちと
会えた人も 会えなかった人も。
その息子たち娘たちを通じて
田舎の親たちも 社会の矛盾を
少しは感じた方も在るのではないでしょうか?

私の友人たちの息子や娘たち
たまたま地方の進学校の出身者なので・・・
皆さん 就職氷河期であったにも関わらず
優秀な方々が多い。
当然 大切な仕事に就かれ、
大変なポジションに在る方々が多い。
社長命令で アフリカ出張に行く人。
会社を代表して アメリカへ行く人。
組織の殆どの仕事を任され、本業が出来ないくらい
仕事量が多い人。
様々な話を聞きます。

こんな事を書くと・・・
そうじゃない方々の親さん
あるいは運悪く その時期を
思うように飛び越える事が出来なくて
つまずいたまま・・・の方も在りましょう。
そういう方に ひんしゅくを買うかも知れませんが。

つまり、言いたい事は
同じ日本人として 今を盛りに
すごく働く人と そうじゃない人との差
その差は とても大きいですよ!
という事です。

そして、今・・・
その双方が とても疲れている
と、いう事です。

仕事 多過ぎても疲れます。
仕事 無くても疲れます。
精神的にまいります。
世の流れが 上手く回らなかった為に、
そうなったのでしょう?

物事は簡単には語れないでしょうが・・・、
一部の政治家と それを取り巻く学者の考えで
アメリカに近い雇用形態を取り入れた為だと
言われて居ます。

日本には 日本に合った雇用の形態が在った筈。
それを全てアメリカ式?資本主義 
利益第一の考え方 お金~お金と追及して
それらが、すべて良しとして、
強引に進めた結果
だと、言われる学者も多いです。

資本主義は 今 曲がり角?
色々な問題が噴出し始めて居るとか。
社会主義が 既に問題ありとされて居る今、
資本主義 お前もか!

一国主義、お金がすべてと言うアメリカに
振り回されて居る日本。
これで、良いのかな?

あなたの周りには
随分 お疲れの四十代 五十代・・・
居られませんか?

親たちは・・・
こんな子供たちを 非常に心配して居ります。
親とは そういうものです。

未来の社会 未来の日本が
健全に 回りますように
いつも願って居るものです。

だから、政治には 関心が在るのです。

思い出す童話【コウノトリになった王様】私の走馬灯

小学校の五年生?くらいだったか・・・

あまり何年生だった という確実な記憶は有りません。

子供会単位で 紙芝居を作り、

その出来栄えを競う大会が 町でありました。

当時 その町は その郡部の中心地 門前町。

人口は7000人ほどの町

小さな町は 二十ほどのさらに小さな町単位で

子供会を作り お世話役の大人も居て

毎月 何かしらの行事をして 

楽しく仲良く遊んで居ましたよ。

缶蹴り 縄跳び かくれんぼ・・・

同じ学年は 僅か五人。

男の子が三人 女の子が二人

男は てっちゃん よっちゃん き~ぞうさ!

女は すみちゃん そして 

私( みーちゃん )でした。

リーダーは てっちゃんと みーちゃん。

物語は どういう訳か?

私の愛読書から ひっぱり出され、

【 コウノトリになった王様 】に なりました。

たぶん 私が 強引に決めたのかも知れません。

みんな おとなしい子ばかりでしたから。

当時は 未だ 戦後の貧しさを

引きづって居るような社会、

多くの子らは 童話とか 雑誌とか・・・

そういう書物に あまり【縁】の薄い生活を

して居ました。

そんな中で わりあい恵まれて居た?私は、

知らない童話が無いくらい、

あらゆるお話を読んで居ました。

いわゆる【 本の虫 】的な女の子。

その中で 王様やお姫様が出て来る 

「 私のお気に入り 」の童話

に、決めちゃった? のかも知れませんね。



かなり 私は強気な女の子でした?

絵も 殆ど 私が輪郭を描き、

他の四人に 色を塗ってもらう という工程で

次から次へと 仕事を進めました。

わが家の土間に ゴザをひき 大きなテーブルを

持って来て デカい画用紙に マジックインキ?

ミナレットを描くのも 王様を描くのも

お姫様を描くのも 手早く

( 私、失敗しないので・・・ ) 

お話に合わせて~童話集には 絵は少ない。

当時の本は 字が主。

今の子供たちの本のようなカラフルな世界とは

違います。

其処は 私の腕の見せ所?

なかなか 魅力的な【 紙芝居 】が

出来上がりました。

絵の表面には ニスも塗り簡単に色落ちしないように

完璧に出来上がり。

( 大変 自慢するようでゴメンなさい )


紙芝居を入れる箱は お隣のオジサンが

( てっちゃんのお父さんです )

作って下さいました。

お隣は下駄屋さんですから 木の材料はあります。

もちろん、子供会のメンバー五人の共同作業ですから

絵の裏に書いたセリフやお話は、皆 公平に

猛特訓です。

なにしろ、舞台の上で発表するのですからね。

多くの観客を感動させられるように

声色なども工夫しました。



結果!

見事 優勝です。

賞状と何だったか、たぶんクレパスの大箱だったと

記憶します。



まさか・・・

あれから~

私が 本当に・・・あの国へ行くとは

( 中東 イラク バグダッド )

想像も出来なかったことだし、

何か 不思議な【 縁 】を 感じます。



そのお話とは 以下、

「 コウノトリになった王様 」というお話。

本当に ミナレットを見た時、

その上にとまる 【 コウノトリ 】を、見た時

この【 お話 】を 思い出したのは当然でしょう。




むかしむかし、バクダッドの王さまが、商人から小さな箱を買いました。

箱の中には黒い粉が入っていて、その粉をかいで「ムタボール」というと、

どんな動物にも変わることができるし、

その動物のことばもわかるというのです。

人間にもどりたいときは、東へ向かって三ベんおじぎをして

「ムタボール」と、いえばいいのです。

だけど、一つ注意しなくてはいけません。

それは、動物になっているときは、ぜったいに笑ってはいけないのです。

もし笑ったりすると、おまじないのことばを忘れてしまって、

ずっと動物のままでいなければならないのです。

王さまは、さっそくためしたくなりました。

そこで、大臣(だいじん)を誘って出かけました。

二人が池のほとりにやってくると、

二羽のコウノトリが、なにやら話をしています。

それを見た王さまは、

さっそく大臣といっしょに小箱の粉のにおいをかいで

「ムタボール」と、となえました。

すると、二人はあっというまにコウノトリになってしまいました。

コウノトリになってみると、

二羽のコウノトリの話していることがよくわかりました。

それは、ほんの世間話でしたが、

コウノトリがまるで人間みたいなことをいっているので、

王さまと大臣は思わず笑ってしまったのです。

さあ、たいへん。

二人は人間にもどるおまじないのことばを、

忘れてしまいました。


二人がコウノトリになってしまって四日ばかりたつと、

新しい王さまが王の位についてしまいました。


それは、魔法使いカシュヌールの息子です。

じつは、王さまたちに魔法をかけたのは、

力シュヌールだったのです。

コウノトリになった王さまは、

くやしがって大臣といっしょに飛んでいきました。

そして日が暮れたので、

二人は人のいない古いお城で寝ることにしました。

ところがそこには、

一羽のフクロウがいて、悲しそうに鳴いていました。

そのフクロウは、実は元インドのお姫さまだったのです。

あるとき、魔法使いカシュヌールが

息子のお嫁になってくれといいましたが、

お姫さまはことわりました。

すると力シュヌールはおこって、

お姫さまをフクロウにしてしまったのです。

「おまえは、おまえをお嫁にほしいという者があらわれるまで、

 そうやってみにくい姿でいるがいい。

 まあ、フクロウをお嫁にほしいという者など、

 どこにもいないだろうがな」

かわいそうなお姫さまは、

毎日、泣いて暮らしていたというわけです。


「わたしたちをふしあわせにしたカシュヌールは、

 毎月一度、このお城ヘやってきます。

 仲間とお酒を飲みながら、

 お互いに自分たちのした悪いことを自慢しあうのです。

 だから、もしかするとそのときに、

 あなたがたの忘れたおまじないのことばも

 口に出すかもしれません。

 今夜が集まる日なのです。」

と、フクロウのお姫さまがいいました。

やがて魔法使いたちが集まって、酒盛りが始まりました。

カシュヌールは、王さまたちをコウノトリにしたことを自慢しました。

そして、そのおまじないのことばをしゃべったのです。

王さまは、それを聞いて喜びました。

「ありがとう、フクロウさん。

 おかげでわたしたちは人間にもどれます。

 フクロウでもかまいません。

 どうか、わたしのお嫁になってください。」

王さまは大臣といっしょに東へ向かって三ベんおじぎをして、

「ムタボール」とさけびました。

すると、二人は無事に元の姿にもどりました。

ところが、二人のそばに美しいお姫さまが

立っているではありませんか。

「わたしはフクロウです。

 王さまがお嫁にしてくれるといったので、

 魔法がとけたのです。

 ありがとうございます。」

そこで三人はバクダッドに帰って、

りっぱな国をつくったということです。

めでたし~めでたし~!



バグダッドの街、

土のレンガで作られた城壁や ミナレットを見た時

崩れかけたその遺跡に・・・

なんとなく 王様とお姫様の姿を想像した私でした。

コウノトリは 随分 田舎へ行かないと

見つけられません。

なにしろ 其処は・・・

戦場になって居たからです。

とても 懐かしい思いです。



あの紙芝居を 一緒に掻いたメンバー

てっちゃんは、亡くなりました。

よっちゃんにも すみちゃんにも きーぞうさにも

会って居ません。

彼らは あの紙芝居を作った頃を

覚えて居るかしら?

ちかごろ、見る夢?

走馬灯の一部です。